「”心をブッ刺す”SNSコンセプト設計」の作り方【ロードマップ】

様々なアカウントの添削をしていく中で、多くのアカウントが、

そもそもの「アカウントコンセプトの設計時点」で

勝ち負けが決まると改めて感じたため、

一番根本の

「SNSにおけるコンセプト設計」について、お話ししていきます。

抽象度が高い内容ですが、

できるだけひよの実例に即して、

具体的に説明していきます。

この手順を踏んでいけば、

自分にしかないオリジナリティの高いコンセプトを作ることができますし、

ターゲットや市場に”ブッ刺さる”コンセプト設計を作ることができます。

今回は、3部制です。

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目次

①コンセプト設計の基本は「誰に」「何を」

②「誰に」「何を」の見つけ方は「一次情報」に触れること

③「一次情報」のおすすめの探し方

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①コンセプト設計の基本は「誰に」「何を」

マーケティングの三大原則
「誰に」「何を」「どのように」ですが、


SNSにおいて(WEBにおいて)、
3つのうち、「どのように」よりも

「誰に」「何を」の方が数倍重要だと考えています。

※もちろん、「どのように」もめちゃくちゃ重要で、優先度の話です。

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理由は、
SNSという簡単に模倣可能な世界の中では、表面上かつ小手先の「どのように」はすぐに模倣されて、効果が徐々に薄くなってしまいます。

例えば、インスタのフォントは”花とちょうちょ”がいいらしい。など。

これは、いち早く気付けた人の先行者利益が強く、それこそ情報の鮮度が高く仕入れられるサロンなどに入ることで、ある程度その恩恵を受けられます。

しかし、今ではカップル系の多くが”花とちょうちょ”を使えば伸びるわけではなく、むしろ同一化して埋もれてしまいます。

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一方で、
一定の人の心の奥底にぶっ刺さる本質的な「誰に」や「何を」を発掘することは、

ターゲット外の外部の人から見てもなぜ当たっているかが

本質的には分からないため、

競合に模倣されて同一化してしまうことは少なくなります。

そして、消耗しないロングセラー化させることができ、

ひよにしかない『オリジナリティ』へ昇華していきます。

例えば、
ひよの「美容部員の姉に教わった」シリーズは、単純に「美容部員の姉」というワードを使えば良いという小手先の「どのように」ではないです。

現にこれを真似をして伸びてる人を見たことがほぼ無いと思います。

①「誰に」
「美容部員」というワードは、多くの美容好きの心をぶっ刺して興味を惹けるワードなのですが、これを説明できる人が何人いるでしょうか?
(みなさんは、この「誰に」のペルソナを具体的にどんな人か想像できますか??)

美容知識や興味が少しある人は、少なからずどこかでこの

「美容部員」というワードを知ることになります。

特に、30代以上の主婦層には世代的にブッ刺さりますし、

20代男子でも美容意識が高い人なら、反応するワードになっています。

このように、「誰に」が明確にあると、

その人たちのためのワードが出てくるので、

「誰に」の設定を具体化することはとても重要です。

②「何を」

また、中身で紹介している美容のコンテンツは、

他の紹介されてる美容情報と「何が」違うか、

言語化して説明できるでしょうか??

結論、ひよの美容情報は、

実経験や実検証など自分の経験や手を動かしている内容

ないしその過程を伝えています。

他のバズってる投稿を真似して作っている「何を」とは、

そもそも作り方の根本から違うのです。

また、SNSにおける「何を」のポイントして、

「何を」ほぼイコール「悩み」にすることが、

フォロワー数の伸びはもちろん、マネタイズにおいて重要になります。

フォローする時も、有益性より悩み解決性の方が3倍ほどフォロー率は高いですし、

何かを購入するときも同様に5倍以上高いです。

それほど人間のアクションにおいて、

「悩み」=「何を」は意思決定権を左右する重要なファクトなのです。

だからこそ、

先ほどのターゲット「誰に」に、

ブッ刺さるコンテンツ「何を」が作れているのです。

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このように、「〇〇したらクリック率が2倍になるらしい。」とか「今週のバズる音源」などは、

「誰に、何を」が整っていて、その他のPDCAを回しているトッププレイヤー達に発掘は任せて、その恩恵をもらいつつ、

数千〜数万のこれから伸ばしていく段階では、自分にしかわからない、模倣できない「誰に」「何を」を見つけ出していくことに時間をかけていきましょう。

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part2では、この「誰に」「何を」の発掘の仕方を紹介します。

②「誰に」「何を」の見つけ方は「一次情報」に触れること

①では、SNS運用における
「誰に」「何を」の重要性について、お話ししました。

具体的には、
一定の人の心にぶっ刺さる本質的な「誰に」「何を」は、模倣されにくく、

消耗しにくいロングセラー化、唯一無二の『オリジナリティ』となるというものです。

Part2ではその「誰に」「何を」の発掘方法です。

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結論からお話しすると、
【3C分析】を『一次情報』を基に、深く行うことです。

【3C】は一般的な
基本のマーケティング理論であり、
・company(自社)
・customer(市場・顧客)
・competitor(競合)
とされていますが、

SNS運用においては、
・company
(自分のアカウント・商品)
・customer
(フォロワーさん)
・competitor
(競合アカウント・商品)
だと思っています。

これらを、『一次情報』レベルまで遡って深く知ることによってでしか、

ユーザーの心に深くぶっ刺さる表現、クリエイティブ、商品、アカウントは作れません。

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一次情報とは、
オリジナルの情報で、

本人が直接、『経験・実験・調査』した情報のことです。

具体的には、
ひよ本人が過去に経験したニキビ治療の話、過去の恋愛の話。実際に1日BBクリームを使ってどれくらいマスクに着色するか?の実験。などがわかりやすい例です。

一方で、
他の発信者や他SNSの投稿の情報、

どこかの調査機関が調べて集めたアンケートやまとめサイトは

二次的な情報です。

⚠️特に、
他の投稿者や伸びてるクリエイティブ、売れてる商品を分析をして、
自分の発信に活かす(パクる)ことは、非常に多くあることですが、

どれも一過性のバズや売上に過ぎず、いずれ消耗していきます。また、ファンもつかない数だけの、薄っぺらいアカウント・事業になってしまいます。

他の発信者の参考にすべきは、
「どのように」の部分のみであり、
「誰に」「何を」の根本のコンセプトの部分は、

やはり自分自身がそのジャンルに精通し、本気で好きで、その知識を絶えず自分自身で獲得しにいくことでしか作り上げることはできません。

逆に、
発信者自身が起点の『一次情報』で作られたクリエイティブには、
その情報の質の高さや正誤に関わらず、
人の心を惹きつける”ワード”が自然と出てきますし、
「分かる〜!」「この人分かってんな〜!」という”共感”を呼びますし、熱量の高いファンが自然とついてきます。
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次のpart3では、
上記内容をみなさんが具体的なアクションに起こせるように、

SNS運用の3C
・company
(自分のアカウント・商品)
・customer
(フォロワーさん)
・competitor
(競合アカウント・商品)

における、
おすすめの『一次情報』の取り方を、ひよの実例・実経験を基に紹介します。

③「一次情報」のおすすめの探し方

唯一無二のオリジナリティのための『誰に』『何を』の発掘方法は、

【3C分析】を『一次情報』を元に、深く行うことであり、一次情報を取りに行きましょう!という話をしました。

今回は、その『一次情報』のおすすめの取り方を、ひよの実例・実経験を基に紹介します。

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結論、
1番良い『一次情報』の取り方は、[ユーザーインタビュー]です。

ここでいうインタビューは、
一方向的に聞くヒアリングだけではなく、
双方向的なラリーが続く、会話・交流をおすすめしています。

ユーザーの心をぶっ刺す
「誰に」「何を」のコンセプト設計には、
ユーザーが簡単に言語化できる部分を参考にするだけではかなり浅くなってしまい、

ユーザーが真に心の底で突き動かす隠れた心理の部分を引き出す必要があります。

そのため、実際の対話の中で、ユーザーが言語化できない部分を、こちらが言語化出来るまで何度も壁打ち&代わりに言語化して聞き出さなければなりません。

今の時代、フォロワーさんやユーザーさんに、zoomで30分だけお話しさせてください!というだけですぐに出来るので、

質問箱やDMだけでなく、実際に30分でも直接フォロワーさんや自分の商品のユーザーさんなどと対話をしてみてください。

内容は、フォローしてくれてる理由をざっくばらんに〜でも良いですし、商品を作りたい人は商品案のターゲットになりうる人の悩みや気持ちなどを聞いてみてください。
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実際にBBクリームも、
フォロワーさんに対して、サブ垢でインタビュー募集。→何人かと30分ほどZOOMをしました。

その中で、例えば、
(1)
『BBクリームを使わない理由は何ですか?』と聞いたところ、

仮説としては、「色味が肌に合わない」「マスクにつくから使いにくい」などを置いていましたが、

インタビューをしていくと、

「薬みたいなもんですか?」や「洗顔必要ですか?」など

特に同年代の男性だと、
「BBクリームってそもそも何かいまいちわかっていない」が

第一の障壁だったりします。

なので、

誰に:「ニキビや肌荒れに悩んでいるが、隠すという(BBクリームという)選択肢を知らない人」に

何を:「ピンポイントメイクのような形で隠しながら、ニキビのケアもできるBBクリームというものがあります」を

という訴求クリエイティブを作った方が良い可能性もあります。

現に、ひよのフォロワーは、
美容の感度がめちゃくちゃ高く、

めちゃくちゃ成分知識やら豆知識を知ってる人とというよりも、

ひよみたいな丁寧な整った暮らしをしたい、

その中で正しいスキンケアの順番を知りたい、

のようなライトな層が多いと感じています。

このように、

自分のアカウントの特徴、

フォロワーさんとの対話、

商品設計などを、

深く長くオリジナリティを持って掘り下げていく場合は、

まずは、
[ユーザーインタビュー]を通して、深く深くフォロワーさんや潜在購入ユーザーさんなどのことを知り、1番の『一次情報』を取りに行きましょう。

まとめ

最後に、”心をブッ刺す”コンセプト設計の作り方をまとめると、

①コンセプト設計の基本は「誰に」「何を」が最重要。

②心をブッ刺す「誰に」「何を」を設定するには、「一次情報」に触れること

③「一次情報」のおすすめの探し方はユーザーにインタビューすること。

ちなみに、「誰に」が自分自身だと、

常にユーザーインタビューができる状態にあるので、

強いコンセプトが作れる可能性が上がります。

ただ、長く発信していると、

知らぬ間にユーザー視点が抜けていきます。

自分自身が一番のターゲットであったとしても、

似たような環境にいる人に直接お話を聞いてみるなどは、

非常に重要で違った視点が見えてくるので、

是非、定期的に行うことをお勧めします。

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